一日一話 「 過当競争は罪悪 」
本日の我が師匠(松下幸之助)の一日一話。
『 過当競争は罪悪 』
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1月27日 過当競争は罪悪
お互いに適正な競争はやりつつも、過当競争はいわば罪悪として、これを排除しなくてはなりません。特に資本力の大きな大企業、業界のリーダー的な企業ほど、そのことを自戒しなくてはいけない。小さな企業が少々過当競争的なことをしても、リーダー的な企業が毅然として正しい競争に徹したならば、業界はそう混乱しないでしょう。しかし、もしリーダー的な企業が率先して過当競争を始めたのでは、あたかも世界大戦のごとき大混乱をもたらして業界をいちじるしく疲弊させ、その信用を大きく失墜させることにもなります。企業が大きければ大きいほど、業界の健全な発展に対する責任もまた大きいと言えましょう。
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昨年の今日はこの一話についてファストフードについて言及しました。
依然として “牛丼” 業界については相変わらずの体力消耗戦が続いています。
いまは空前の円高なのでこの業界は材料輸入において助かっています。 材料輸入と内需に支えられたこの業界は円高のおかげで何とか現行維持できているだと思います。
さて、この一年を振り返ってみて一番強烈な価格競争にさらされた商品は薄型テレビではないでしょうか。
薄型テレビは販売台数という規模勝負であります。内需だけでは規模が得られないので外需に依存してしまいます。 円高局面においては輸出産業は不利であるのは今更言及するまでもないでしょう。
十年前は1インチ2万円ぐらいだった価格が、今や1インチ1千円台であります。
三重県を含めた関西地区では数年前までディスプレイ産業が集積しており、関西経済の底上げの期待がありましたが、今やそれも風前の灯です。
生産設備の性能に依存する “設備産業” にはいつもこのジレンマが伴います。
ディスプレイ産業のほかにも半導体産業も “設備産業” です。
まさに今、エルピーダメモリが土俵際に追いやられています。
脱化石燃料の流れを受けて、いまEVだとかソーラー発電といったエコエネルギーの潮流が加速しています。
関西にはバッテリー産業が集積しています。
ディスプレイ産業の衰退のあとはバッテリー産業で関西経済を盛り上げてほしいところですが、果たして5年後の業界地図はどうなっているのでしょうか?
ディスプレイ産業と同じ末路だけは辿ってほしくありません。


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